事業モデル

インサイドセールスアウトソーシング事業は、月額定額の契約に基づく安定したストックビジネスを展開しており、売上の9割以上が既存顧客によるものです。高度なノウハウと専門スキルを持つスタッフにより、長期的な信頼関係を築くことを重視しています。

プロセス・テクノロジー事業では、AI等の最新技術を活用したコンサルティングやシステム構築を提供し、フロー型からストック型への移行を進めています。研修事業においては、IT企業向けの新卒研修を中心に、リスキリングを含む多様なカリキュラムを展開しています。

KPI

当連結会計年度の売上高は8,564百万円となり、前年同期比0.6%減となりました。営業利益は873百万円(同8.1%減)、経常利益は865百万円(同13.3%減)を計上しています。

セグメント別では、インサイドセールス事業が4,630百万円の売上を確保し、研修事業も2,381百万円と堅調に推移しました。プロセス・テクノロジー事業は、一部子会社の除外に伴い売上高が1,552百万円となりました。

成長ドライバー

インサイドセールス事業では、大手金融機関やIT企業など大型案件の獲得に注力し、次期以降の拡大を見据えた取り組みを推進しています。また、AIを活用した業務効率化と付加価値向上により、人材不足への対応と生産性の向上を図っています。

研修事業においては、リスキリング需要の高まりを受け、非エンジニア向けコンテンツを強化し、新たな顧客層の獲得を目指しています。テクノロジーと人材の融合による営業高度化が、同社の主要な差別化要因となっています。

リスク

深刻な人手不足や採用競争の激化により、優秀な人材の確保や維持が困難になるリスクがあります。特にインサイドセールス分野では専門性の高い人材が必要とされるため、継続的な教育体制の構築が重要となります。

また、生成AI等の急速な技術革新への対応遅れや、システムトラブルによるサービス停止のリスクも挙げられています。さらに、競合他社との価格競争や、特定の経営層への過度な依存といった内部管理上の課題にも注視が必要です。

競合

インサイドセールスアウトソーシング市場において、同社は2002年からの実績と豊富なノウハウを武器に先行者優位性を確立しています。500名超の専門スタッフを擁する体制は、競合他社に対する大きな強みとなっています。

一方で、参入障壁が極めて高くはないため、資本力やブランド力を有する大手企業との競争による価格競争のリスクも存在します。同社は独自のノウハウと高度な技術活用により、差別化された価値提供を行うことでこれに対抗しています。

バリュエーション

2026年8月14日時点の株価は1,387円であり、時価総額は約50.0億円となっています。同日の市場データに基づくPERは9.29倍、PBRは1.11倍と算出されています。

また、同日時点での配当利回りは6.13%を記録しています。これらの指標は、安定したストックビジネスの基盤と成長への期待を反映する内容となっています。