事業モデル

同社はハードウェア販売からソフトウェア開発、保守、ネットワーク工事までを網羅するソリューションサービスを展開しています。特に富士通6702グループとのパートナー契約に基づき、高度な技術基盤を活用したワンストップの提供体制を構築しています。

顧客層は中堅企業を中心に2万社以上に及び、高いリピート率を誇る強固な信頼関係を基盤としています。独自のパッケージソフトやSaaS型ERPなどの展開により、単なる機器販売から付加価値の高いソリューション提供へとシフトしています。

KPI

当連結会計年度の売上高は425億円(前期比99.6%)となり、受注高は431億67百万円(前期比102.1%)と堅調に推移しました。一方で、ハードウェア販売やネットワーク工事の減少が一部の事業区分で影響を与えています。

利益面では、ソフトウェアソリューションによる売上総利益の増加が見られるものの、研究開発や人的資本への投資、プロジェクト対応コストにより営業利益は19億3百万円となりました。当期純利益は14億42百万円を計上しています。

成長ドライバー

中期経営計画「CANVAS TWO」のもと、成長の柱として「重点ソリューション」の強化に注力しています。具体的には、製造業向け生産管理システムや、高度な分析機能を備えた会計・人事給与ソリューションなどの展開を推進しています。

また、M&Aを通じた子会社の統合により開発リソースを拡大し、シナジー効果による事業変革を進めています。特にストックビジネスの伸長と、コンサルティング体制の強化が今後の成長に向けた重要なドライバーとなります。

リスク

主要なリスクとして、景気動向に左右されやすい中堅企業市場の変動や、技術革新への対応遅れによる競争力の低下が挙げられます。また、特定の仕入先である富士通グループとの取引関係の変化も経営に影響を及ぼす可能性があります。

さらに、人財確保と育成は最重要課題と位置付けられており、高度なスキルを持つ人材の流出や不足が懸念されています。プロジェクトにおける認識不一致によるコスト増大や、情報漏洩に伴う社会的信用の失墜といったリスクへの対策も講じられています。

競合

同社はコンピュータメーカー、ソフトウェア会社、システムインテグレータ3826など多岐にわたる競合他社と競争関係にあります。しかし、富士通との強固な連携と、長年の信頼に基づく顧客基盤により一定の競争力を維持しています。

特に大手ベンダーでは対応が困難な中堅企業の細かな要望に対し、柔軟かつ最適なソリューションをワンストップで提供する点が差別化要因です。独自のパッケージソフトやM&Aによるリソース拡充により、競合に対する優位性を構築しています。

バリュエーション

2026年8月17日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,013円となっています。この時点での時価総額は約128.1億円と算出されています。

また、同日のデータに基づくPERは8.87倍、PBRは0.96倍となっており、配当利回りは3.76%を記録しています。これらの指標は、提供された最新の市場データに基づいた数値です。