事業モデル

同社は移動体通信関連事業、不動産事業、リゾート事業の3つの柱で構成される事業ポートフォリオを展開しています。移動体通信事業では、通信事業者から仕入れた機器の販売や、各種サービスへの加入取次、販売代理店への卸売など多角的な展開を行っています。

不動産事業では、賃貸ビルや賃貸マンションの運営、および不動産販売事業を展開しています。リゾート事業においては、ゴルフ場やゴルフ練習場の運営管理、および運営受材の受託など、安定した収益が見込める事業を展開しています。

KPI

当連結会計年度における売上高は174億77百万円となり、前年同期比で2.0%の増収を記録しました。一方で、営業利益は44百万円と前年同期比で86.2%減少し、経常損失も31百万円を計上しています。

この減益の主な要因として、不適切な会計処理の事実が判明したことに伴う、4億86百万円の過年度決算訂正費用を特別損失として計上したことが挙げられます。各セグメントでは、不動産事業が4億98百万円の利益、リゾート事業が2億23百万円の利益を計上しています。

成長ドライバー

移動体通信関連事業においては、単なる機器販売に留まらず、金融やポイント、決済サービスを連携させた付加価値の提供に注力しています。また、既存店舗の収益性向上に向けた接客の強化や、好立地への店舗移転・改装による店舗網の拡大を推進しています。

リゾート事業では、施設内システムの導入や新車の電磁誘導カートの導入といった設備更新、およびコースコンディションの向上に取り組んでいます。不動産事業においては、入居率および定着率の向上に向けた管理物件のメンテナンスや、リレーションシップの強化を通じた顧客開拓を進めています。

リスク

移動体通信関連事業においては、主要な事業の収益がソフトバンク9434株式会社およびKDDI株式会社の2社に依存している点がリスクとして挙げられます。また、これらの通信事業者との契約内容や条件の変更、あるいは他社への転出の増加が業績に影響を及ぼす可能性があります。

さらに、不適切会計に関連した調査や訴訟の可能性、およびそれに伴う資金繰りの悪化による継続企業の前提に関する重要な疑義も報告されています。不動産やリゾート事業においては、景気動向や金利動向、気候の変化といった外部要因による収益への影響もリスクとして認識されています。

競合

移動体通信関連事業においては、市場の成熟と競争の激化が進む中で、他社への乗り換えが容易な環境にあります。同社は、こうした競争環境下で、独自の接客力や付加価値サービスの提供を通じて差別化を図る方針です。

リゾート事業においては、資源高騰や原材料高騰といったコスト増の要因があるものの、施設整備やサービス向上による競争力の維持を図っています。不動産事業においては、入居者の利便性を高めるための管理体制の強化により、安定した収益基盤の構築を目指しています。

バリュエーション

2026年8月19日時点の市場データにおいて、同社の株価は272円となっています。この時点での時価総額は約18.4億円と算出されています。

同社の株価に対するPERは5.91倍、PBRは1.73倍となっています。これらの指標は、同社の事業構造や直近の経営課題を反映した数値として評価されます。