事業モデル

同社は、システムの設計・開発から保守・運用までをワンストップで提供するITサービスを展開しています。主な事業内容は、システム開発、サービス、システム機器等の販売の3領域で構成されています。

特に、自社開発のパッケージソフトウェアや、他社製品を組み合わせたソリューションの提供に注力しています。また、ハードウェアの保守やシステムサポートといった継続的な支援サービスも提供しており、多角的なアプローチで顧客のIT課題に対応しています。

KPI

同社は、経営指標として売上高営業利益率とROE(自己資本利益率)を重視しています。中長期的な目標として、売上高営業利益率は12%以上、ROEは10%以上の達成を目指しています。

中期経営計画では、2027年3月期に向けた具体的な数値目標を掲げています。この計画において、連結売上高205億円、連結営業利益率12.8%、および連結配当性向45%以上の達成を目標として掲げています。

成長ドライバー

成長の源泉として、レガシーシステム刷新に向けたマイグレーションサービスの拡大と、自社ソリューションの強化を推進しています。特に「マイグレーションセンター」の構築により、同時並行するプロジェクト数の増加を実現しています。

また、生成AIの活用による「プロセス・イノベーション3970」を推進しており、開発工程の生産性向上を図っています。社内スタートアップ制度を通じて、生成AIを組み込んだ新製品のリリースや、他社との連携によるサービス拡充など、新規事業の創出にも積極的に取り組んでいます。

リスク

主要なリスクとして、特定の取引先である日本電気6701株式会社(NEC)への依存が挙げられており、取引関係の変化が業績に影響を及ぼす可能性があります。これに対し、同社は強みの発揮による関係維持と、顧客との直接取引の拡大で対応しています。

また、IT機器の供給不足によるリードタイムの長期化や、不採算プロジェクトの発生、情報セキュリティに関するリスクも認識しています。これらに対し、品質マネジメントシステムの構築や、高度なセキュリティ教育の実施、リスクヘッジのための保険加入など、多角的な対策を講じています。

競合

同社は、ITサービス業界において、システム開発から保守までを一貫して提供する体制を強みとしています。特に、特定のハードウェアと自社ソフトウェアを組み合わせたソリューション提供において、独自の立ち位置を確立しています。

競合環境においては、生成AIなどの最新技術への対応スピードが重要な要素となります。同社は、社内スタートアップ制度や技術への積極的な投資を通じて、技術革新の波に取り残されることなく、市場における競争優位性を維持する戦略をとっています。

バリュエーション

2026年8月19日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,376円となっています。この時点での時価総額は約208.1億円と算出されています。

同社の投資指標については、2026年8月19日時点でPERは10.55倍、PBRは1.53倍となっています。また、同日時点の配当利回りは4.15%と報告されています。