事業モデル
同社は米国、アルメニア、カナダにおいて、フィールドサービス向けの包括的なクラウドベースのソフトウェアプラットフォームを提供しています。広告、スケジューリング、見積もり、請求、決済処理など、ビジネスワークフローを統合的に管理する機能を備えています。
提供する製品には、請負業者向けのServiceTitan、害虫駆除向けのFieldRoutes、造園や清掃業界向けのAspireが含まれます。さらに、決済処理や第三者による融資ソリューションを含むフィンテック製品も提供しており、多岐にわたる現場サービス業界を支えています。
KPI
最新の会計年度における売上高は960,965,000 USD(=9.6億ドル)に達しています。同期間の営業利益率は-16.9%を記録しており、前年度の-26.5%と比較して改善の兆しが見られます。
また、同期間のROEは-10.5%となっており、前年度の-16.4%から改善傾向にあります。手元には421,531,000 USD(=4.2億ドル)の現金および現金同等物が保有されています。
業績推移

売上高の推移(通期・直近3期)。出典は kabu-insight(yfinance 由来)の通期実績で、古い期から新しい期の順に並べた。
FY2024の売上高は6.1億ドル。
FY2025の売上高は7.7億ドル。
FY2026の売上高は9.6億ドル。
成長ドライバー
直近の財務トレンドにおいて、売上高は前年比(YoY)で24.5%の成長を記録しています。純利益についても前年比で33.1%の増加を見せており、事業規模の拡大と効率性の向上が同時に進んでいるとみられます。
特に、複数の専門的なフィールドサービス向けソフトウェアを統合的に提供するプラットフォーム戦略が寄与しています。HVAC、配管、電気、屋根、造園など、多岐にわたる業界をターゲットにすることで、顧客基盤の拡大を図っています。
リスク
依然として営業利益率がマイナス圏にあり、収益性の改善にはさらなる時間がかかる可能性があります。しかし、直近のデータでは営業利益率の改善幅が大きく、収益構造の改善に向けた動きが見て取れます。
また、多岐にわたる業界を対象としているため、各業界特有の規制や技術的要件への対応が求められます。広範なサービス範囲をカバーするための開発コストや、各業界への適応コストが継続的な課題となる可能性があります。
競合
同社は、特定のニッチな分野(害虫駆除や造園など)に特化したソフトウェアを複数ブランドで展開しています。これにより、汎用的な管理ツールを提供する競合他社との差別化を図っているとみられます。
フィンテック機能の統合も、競合に対する優位性を構築する重要な要素となっています。決済処理や融資ソリューションを統合することで、顧客のビジネスプロセスをより深く統合し、スイッチングコストを高める戦略をとっています。
バリュエーション
現在の株価は99.87ドルであり、時価総額は約95.3億ドル(9,527百万USD)となっています。この規模に対し、PBRは6.19倍と算出されています。
成長性の高いソフトウェア・アプリケーション分野の企業として、市場から一定の評価を得ています。今後の評価は、売上成長の継続と、営業利益率のプラス転換に向けた進捗に左右されるとみられます。
